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航空工場検査員国家試験問題

第2問

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第2問

航空機に用いられている金属材料に関する次の(1)~(5)の記述について、正しいものには○印を、間違っているものには×印を記入しなさい。


(1)アルミニウムは純アルミニウムでは構造用材料として強度が足りないことから、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)等の元素を添加した合金が使用される。

(2)2024-T3 は 7075-T6 より引張強度は優れているが繰り返し負荷の疲労強度は劣っている。従って、引張荷重が繰り返し作用する主翼下面外板や胴体外板には 7000 系の合金が使用される。

(3)材料形態の種類として、ハンマーで打つ、プレスで加圧するプロセスにより形を作り上げるものを鋳物品という。

(4)ステンレス鋼が錆びにくいのは、合金成分のニッケルが鋼の表面に緻密な酸化被膜を形成して、それ以上酸化しなくなるからである。

(5)チタン合金は、優れた耐食性と高い比強度を有していることが特徴である。チタン合金の中で、Ti-6Al-4V は、熱処理により引張強度を約 1,200MPa まで上げることができる材料である。
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